きなこSPブログ

カジュアルな日記と雑記

最近の出来事を書いておく回

私自身はとてもぼんやりと過ごしているけれど、身近な方々の変化により自分もなんだか大人になってきたなということを実感した出来事があった。 

夫の父が亡くなる

夫の父は私たちの入籍前後に体調がすぐれているタイミングがなく一度もお会いすることなかった。結婚後も会えるタイミングはなく、いつか会えたらいいなと思っていた最中、コロナのせいで施設では家族ですら面会不可だった。私が夫から聞いた話だと、認知症が進んでおり息子である夫も認識できていないとのことで「会っても話はできないよ」と言われていた。認知症を患っている方とお会いしたことは病院勤務の時以外に、なかった。私は大学を卒業するまで祖父母と一緒に暮らしていたが、認知症ではなかった。(年相応のおとぼけはあるし、何回かこのまま死んじゃうのではと思ったことはある)先日、夫の父がなかなかに危険な体調であると連絡が来たので、緊急帰省をした。このままだと、一度もお目にかかれぬままかもしれないと焦った。

到着したころには危機的状況は乗り越えたようだったが、とても痩せていて、普通に暮らしていたらお見受けすることはできない姿だった。これはまずいと思った。回復することはないと率直に思った。(高齢者になると、何をもって治る/回復すると呼ぶかというのも曖昧である)やばい状況だった祖父を見たときよりももっとあちら側に近い感じがした。

その後、家に戻り喪服を揃え終わったタイミングで訃報が届いた。

久しぶりに触れる死に私はとても動揺した。夫は以前から”そういうこと”が起きる覚悟はできていると語っていたが実際に父の死という事実に直面した時、夫は何を思うのかは全く分からなかった。どう接すればいいかもわからないまま、私だけが気まずい空気を漂わせていたように思う。夫は私に配慮する余裕がないようで、ことのほか淡々と帰省する支度をしていた。

家族葬で、お通夜は家族のみ(夫の母と子ども、夫の母の姉妹)とのことで、夫は先に帰省した。私は告別式までの間、ほぼ会ったことのない身内として自分はどうあるべきなのかとちょっとだけ焦ってネットでマナーを調べ、YouTubeで作法を勉強していった。特にYouTubeで見たお焼香の作法は役に立った。まじでありがたい世の中だなと思った。

マナーとか作法は鬱陶しいと思っていたが、「マナーは教育であること」がものすごく実感できた。育ちとか今までの経験とかそんなものは加味されず「こうするといいですよ」という作法がその場でできるか否か。それだけのことである。とても心強かった。マナーと作法は自信をくれる。

そんなオーラは全く醸し出していないが、夫は長男である。私は長男の嫁だ。よく「長男の嫁は大変」ということを聞く。私は全くそんなことを思った試しがないが、自分的には長男の嫁としてギリギリ許容範囲くらいの振る舞いはできたのではないかと思っている。夫の家族はマナーや気遣い、伝統におおらかな家族なので、こちらとしては助かった。

母は立派な人だなとも思った。とにかくどうしていいかわからないので、母に葬式関係の曖昧な「?」を投げかけたところ、すべて的確に返答が来た。今までおとぼけでふわ~っとした母だと思っていたけど、やるときには恥ずかしくない振る舞いのできる人なんだとマジで尊敬した。

こんなご時世なので、近親者のみで静かに式典は行われた。夫の実家は身内の付き合いがあまりない家族だったらしい。私の実家は超濃密だったので、実際に夫の身内一同と触れて家族文化の違いはすさまじく大きいことも実感した。

夫の父の姿はけっこう驚きで、痩せすぎて目が閉じられないとのことで、目が開いていた。衝撃的だったけど、ちょっとかわいかった。変なことを言っている自覚はあるが、ああなんかかわいいなと思った。こわいかなと思っていたけど、そんなことはなかった。

すでに亡くなっている祖父母の葬式に出席したことも非常に良い経験だったと実感できた。こうやって引き継がれていくのもなのだなと思った。家族に関する式典みたいな行事の出席はすこし「面倒だ」と思っていたが、無理やりにでも私を連れてってくれた両親には感謝だわと心の底から思った。こういう家族行事は若いうちには必要性が分からないが、大人になってくるとよくわからないなりにも「あの時あんな感じだったな」と経験がじわじわと効いてきて、時を経て理解するものなのだと感じた。

夫の父の死は私にとっては、ほぼ知らないおじいさんが亡くなったことと変わらないというのが正直なところである。でも、たくさんのことが学べた。そういうことが起きない限り、本当にわからないことまで実感させてくれた。

 

お葬式での装いについて

ここからは自分がめちゃくちゃに困った/迷った「喪服」と「メイク」の話をする。

喪服グッズ

靴はもともと持っていたもの、喪服とストッキングは店頭購入、それ以外はネットで買った。

新卒で働き始めた数日後、祖母が亡くなったときには「いきなり忌引きとかまじやばい。大丈夫かな」としか考えられず、服装やマナーを考えることはゼロだった。まだ、保護者のもと感が非常に強かったように思う。その時には、普通のブラックスーツに肌色ストッキング、バッグもリクルートなやつでシャツは白でもなかったように記憶している。親戚づきあいが濃厚だったこともあり誰かに指摘されることは全くなかったが、今思えば「急ぎだったとはいえ、もっとあっただろう」と思う。あのときは「スーツは正装」って思ってた。ちょっとまだ若い。

喪服

ネットで買おうとしたが、スタンダードで安いものは売り切れていたので最終的に洋服の青山に駆け込んだ。

ワンピースとジャケットのセットのもの。

お値段はカードの申し込みと誕生月だったのもあり割引がきき、2万3千円くらいだった。買いたいというものではないので、せめて気に入ったものを持っていた方がいいかなと思ったので、高いと思ったけど着てみて気に入ったものにした。

他のものも試着したけど、前開きにしたので着るのが楽(侮れないほど楽)、シルエットもちょいとミセスなのでゆったりとしており楽。

個人的な好みではあるが洋服は試着したい方なので、店頭で買ってよかったと思った。普段、号数で服を買わないので試着の時ですらめっちゃ困った。参考に私のサイズも記載しようと思う。164センチ、53キロ、肩幅広めのいかり肩、普通体型。細くもないし、太くもない私で11号だった。9号と11号を試着。9号だとぴっっったりで、肩が窮屈。11号はちょうどよく、少々ゆとりあり。正直サイズはものによる。(身も蓋もない)

転職活動の際に購入した、リクルート感のある黒のヒールパンプス。

転職活動中は足が痛い、すっぽ抜けるなどの症状に悩まされたので、色々履いてみた結果、私の足に合ったのはアシックスのもの。

傷だらけになってしまって処分するか悩んだ末、ブラックの塗装みたいなやつで傷隠しをして延命し、かれこれ7年くらいは仕事でも定期的に使用しているので、持っていて損はない。パンプスの理想は布製だとネットで書かれているが、リクルートなパンプスで問題なかった。

バッグ

バッグはネットで購入。スタンダードな形のものにした。店頭で見る限り、だいたい1万円だったので、それよりも安いもの探して楽天で4000円くらいで買った。だいぶ節約できた。一度買っておけば、身体のサイズが変わっても関係なく使えるものなので、末永く使えるだろう。欲しいものではないし、気に入ったものでもないものを保有するようになったとき、大人になったなと実感するのだと思った。

ふくさ

定番の紫カラー。ハンカチかなんかで包めばいいやと思っていたので用意する気はなかったが、私の両親は祖父母の介護があり急に遠出できないので欠席となったため、お手紙と香典を私が預かっていった。礼をわきまえた母の代理である私の横着でマイナスにするのは胸が痛むと思ったので、近くの大型スーパーのフォーマルコーナーで定価3500円くらいで帰省前日に購入。高い。でも、まあこちらも末永く使える上に、夫とも共有できるのでよしとする。大型スーパーの礼服コーナーは時折セールをやっていたりすることを購入時に知った。たまたま20%オフで買えた。

サブバック

要らないと思っていたものナンバーワン。だが、実際に使ってみて抜群に便利だと思った。新幹線に乗って移動するくらいの距離だと、さすがにバッグだけだと足りない。雨が降るかもしれない感じだったので折り畳み傘も持っていけたし、バッグの開閉は面倒なのでほとんどの荷物をサブバッグに入れていった。大型スーパーの礼服コーナーでふくさと一緒に購入。定価3500円くらい。正直派手ではなければなんでもいいような気もするが「礼服コーナーで買ったもの」ということが自信になって、変な心配をすることはなかった。家族の文化も大いにある。おねえさんは普通の地味色トートバッグだった。今後も時折使えるシーンはあるだろうと思えたので、個人的には買ってよかった。こちらも20%オフ。

パールアクセサリー

要らないだろうと思っていたものナンバーツー。母親に「中途半端なパールを付けるくらいだったらない方が良いと思っているのだけど、実際の法事とかお葬式ってパールネックレスしている人いるの?」と聞いたところ「たいていの人がしているよ。中途半端かどうかなんて誰も見ないから持っておいたら?そちら側のご家庭の文化もあるから、バッグに入れて持って行っておねえさん(夫の姉)の様子を見てトイレかなんかでつけたらいいじゃない」とアドバイスをもらい、こんなに最適な回答があるかと感動しつつ、楽天で購入。店頭より安く買えた。イアリングもついてきてお得だった。

最終的におねえさんに合わせてネックレスもイアリングも身に付けた。

パールアクセサリーについては、もっと早く買っておけばよかったと思ったグッズである。両家の顔合わせの時のアクセサリーとしても使えたはずだ。持っていて損はないアクセサリーはパールなんだと確信した。

黒ストッキング

どこでも買える。わたしはチュチュアンナのストッキングが履き心地が良くて好きなので、チュチュアンナで3足1000円のスタンダードなものを購入。一応、タイツはNGらしい。私の場合は足が冷えるとお腹を壊すタイプの体質なので、寒すぎる場合にはいっそタイツにした方が身のためかもと思った。式典の最中はひざ掛けが配られたので、ありがたかった。

前日の夜、ベッドに入って夫の実家の天気を調べたら、くもりのち雨だった。えんじ色の赤めの折り畳み傘しか持っておらず(長い傘を持っていない)重いので、急遽深夜にファミマで紺色の超軽量の折り畳み傘を1500円くらいで購入。高い。本来であれば傘はなんでもいいらしいが「えんじ色でいいのだろうか・・・ちょっと気後れする・・・」と思ったので、ダークな色の折り畳み傘を購入することを深夜に決意した。けっきょく雨は降らなかったけど、心強かった。購入した折り畳み傘はしょぼい構造で小さ目ではあるものの、めちゃくちゃ軽いので普段微妙な天気の際にお守り的に使えて超便利。

葬儀の際のメイク

普段からそこまで凝ったメイクはしていないが、少なからずTPOがあるだろうと検索したところ、薄化粧がよさそうだという結論に至った。検索しても、ピンとこなかったので、私が実際にしていったメイクを紹介する。仕上がりは薄化粧なので、特に問題ないと思う。

ベースはいつも通り。日焼け止め→BBクリーム→パウダーファンデ。コンシーラーは元から使っていない。

眉毛は眉マスカラなしでパウダーのみ。元から眉が濃く、最近はダークブラウンを愛用している。アイメイクはうっすいベージュのアイシャドウを指で塗り、マスカラはなし。ラメやパールはなしとネットでは書いてあるが、そんなものはそうそう売っていないので、よく見ないと塗っているか本人にしかわからないような地味なやつ(メディアのブライトアップのベージュ)を塗った。

チーク、リップはなし。

今回はコロナもあったので、白マスク着用。なんとなくカラーは気が引ける。普段は眼鏡をしているけど、マスクで曇るのでコンタクトにしていった。ほぼ自己満だが、今後何かあったらこれでいこうと思えた。

実際の様子

夫の母の年齢は後期高齢者で、膝があまりよくない。夫の母は黒でまとめたわりと普段着に近いような服を着ていた。確かに、着物を着て草履を履くのは負担がかかるよなと思った。実際のところ、お葬式は家族の考え方により様々なのだと思った。誰も彼もが紋付の着物を着るわけではないし、厳格な家庭であるわけでもない。おねえさんは元からメイクをするタイプではなく、すっぴんに近かったように見受けられた。喪服はレンタルをしていたようで、着替えていた。振る舞いも会社でやるような「普通」の振る舞いをしていればいいと思った。

 

お香典の金額はいくらがいいのか

これも非常に困った。式の形式は家族葬だった。喪主は夫の母。私たちはお香典(御霊前袋にお金をいれるやつ)を持参する必要があったようだった。夫がLINEで「お香典が必要」と連絡をくれるまで、まったく考えてもいなかった。非常識と言われればそれまでだが、触れる機会のなかった出来事に突如対峙し、学んでいる最中だったので大目に見てほしいと思う。

一体いくら、どうやってやるの?もう全然わからないのである。

お香典を入れる袋は「御霊前」と書かれた袋、書き方だって調べれば正解がわかる。受付での渡し方はYouTubeやネット記事で見れる。問題はそれにいくら包むかだ。

いくら包むのが相場か母にも相談したところ「おねえさんたちと合わせればいいんじゃない」とまたもや的確で無難な回答を得た。この金額も家族によって感覚が違うそうだ。うちの実家を例にすると、母方の家族は多めに包むタイプで、父方の家族は控えめor標準くらいなのだそうだ。最終的に、おねえさんたちと金額を合わせてねと夫にLINEをして、金額が決まった。

母は「父方の法事とかも長男のお嫁さんが金額をアナウンスしてくれたり、兄弟が多いから結婚式も多くて、ご祝儀も金額が決まっているんだよ。全員一律で包むよ」と言っていた。この運用は賢いと思った。

母の経験によると、会場にて「お花代」を払う必要があるかもしれないから、現金は持っていきなとのことだったので、現金も持って行った。お花代の相場としては「16,000円~18,000円」と教えてくれた。お花代はなかったものの、現金をすぐにチャージして切らす私としてはこれ以上ないくらい的確でありがたいアドバイスだった。さらに母は「御霊前袋っていうのと、御仏前袋っていうのがあって、お葬式は御霊前だから間違えないように」とアドバイスをくれた。

御霊前袋はダイソーで購入。よく見るとコンビニでも御霊前袋は余裕で売っている。筆ペンは友達の結婚式に参列する際に使用したもの。たまたま黒とうす墨の両方がついているタイプを購入していることに「過去の自分、グッジョブ」と思った。(何度かお葬式に参加している母は普通に黒の筆ペンで書いていたので、黒でも問題はないと思う)

書き方はネットで調べ、自分なりの丁寧さで記入。(連名にしないものだと初めて知った)中の袋はボールペンで書いた。母もボールペンで書いていたので、多分問題はない。ボールペンで書いた方が読みやすいはず。母から預かった御霊前には電話番号を記入する欄があり記載していたので真似して電話番号も書いておいた。ものを配送するときに電話番号は必要だよねと思ったからである。

 

お葬式、その後。

夫は火葬後、骨の一部をハンカチに包み持って帰ってきた。元SMAPの中居くんがジャニーさんの骨を小瓶に持っているというのをテレビで見て、俺もこれやろうと思ったらしい。帰宅してすぐ保管用の瓶を探したが瓶は100均にしかなかったので、100均の瓶に保管していた。しかも、遺骨にはカビかどうかは不明だが黒の点が発生しており「もう少しよい保管方法があるのではないか」と思ったのでの骨壺を検索した。世の中には私がまだ知らないことがたくさんある。ミニ骨壺なるものが、あるのだ。いやはや、種類が多すぎる。困った私はお仏壇のはせがわに行って、店員さんに経緯を説明したところ、親切に案内してくれた。遺骨はちゃんと家族と話し合っていますか?とかそういうことも声掛けされ「え、話し合うの?」みたいな知らないことも話をしてくれた。知らないことが多すぎる。帰宅し、それとなく夫に「ミニ骨壺ってのがあるんだって」と伝えた。最終的に夫はおそらく一番安いシンプルなミニ骨壺(500円くらいと言っていた)を楽天で購入し、カビを気にしてチャック付きの袋に骨を入れて保管している。ちなみに、上には上が。10万くらいするシュッとした骨入れもあった。はせがわでみた。

 

初めて今検索したけど粉砕しているやつだった。こんなに小さい瓶だったのか。うちにあるのは膝。私は遺骨に対する抵抗がないので、夫の自由にしたらいいと思っている。中居正広、ジャニーさん遺骨を忍ばせ会見「力くれ」 葬儀で滝沢氏に頼み… | マイナビニュース

 

最後に

こんなに書くのは不謹慎だと思った。だからこそリアルな情報がないのだと思った。私は物凄く困ったので、母親とネットの両方から得た情報をここにまとめておいた。よくわからないことだらけの中、頼りになるのは身近な経験のある女性と母親だということも実感した。ほぼお会いすることはなかった夫の父だけど、学ばせてもらうことが多かった。夫は「父が最後に教えてくれている」といって静かに自分の気持ちと向き合っていた。