トレンドは終わり今更なのだが、ZOZO前澤社長のお年玉企画の話がしたい。
賛否両論あった企画だったけど、話題性のある人が行動するとこんなにも反響があるのか、とか、お金はここまで人の感情を動かすものなのだなとか、前澤社長は豪快だなとか、浅めの感想しかない自分にがっかり。私は前澤社長みたいなどう考えてもモテそうな男が好きなので、運試しにRTしたし、もし当たったら彼氏の夢を叶える費用としてプレゼントしようと思っていた。
まあ、そんなことはさておき。100万円。
何か大きなことができそうな気がするけど、そこまで大きなことができるわけでもない100万円がなぜ「何でもできそうな気がする」という万能感を纏っているのか不思議だったので、それについて考えた。
100という数字が縁起のいい数字なのかなと思って調べたけど、縁起がいい数字はもれなく末広がりの「8」であり、特段縁起がいい数字でもない。
昔テレビで見た「これができたら100万円」の影響で、喜ぶべき金額として君臨しているのかなとも考えたが、例えば、突然誰かに「1万円あげる」と言われたら、嬉しいに決まってる。誰かから差し出されて嬉しくない金額なんてないような気がするから、これはおそらく違うだろう。
100点満点からくるのか?とも思ったけど、50点満点のテストもあるし、10点満点のテストもあるし…と考えを巡らせている間に私はひらめいた。
100万円の万能感は「100%」から生まれているのではないかと。
要は「満点」なのだ。満たされている。
100%=1。
縁起がいいのは「8」じゃなくて「1」なのかもなとも思った。
よく「0を1にする」とかいう言葉を見るし、誕生の意味があるような気がする。
満たされている。誕生。
なんとなく「夢」という言葉ともリンクするような納得感。
もしも100万円が目の前に差し出されても、私は0を1にする力がないので、それが出来そうな彼氏に献上しようとしていた部分をみても、なんとなく合致した。
100万円という万能感があったから、どう使うかという「夢」が語られたような気がしている。
私は何にも思いつかないよ。情けないね。
それに、総額1億円というのもバカでかい。宇宙、行けそうな気がする。実際は都内の高級地域でマンション買おうものなら、足りないくらいだけど。
感覚的なものだとは思うけど、前澤社長はセンスがある人なんだろうなと思う。
「人生を変える100万円の使い方」って、人によってはあるんだろう。人によっては10万円でも人生が変わるのだろう。それだったら、もはやお年玉要素抜きで、「これやりたい!」が見つかれば出来るような気がする。
改めて、お金は手段であり目的ではないということが示されたような気がしている。
100万円がなくても、自分に万能感を持って「これやりたい!」と情熱を持って取り組めることが楽しくて、幸せに近いことなのだろうと思う。