恥ずかしながら、私は相手の話を聞くことができません。
あまりにも話を聞かない私を見かねて、ダメ出しをしてきた彼氏に教えてもらった聞き上手のコツを忘れないように書いておきたいと思います。
聞き上手になりたいなら、声のトーンを観察する
もうこれだけ。他にもきっと、テクニックはあると思います。でも、めちゃくちゃ聞き下手な私でも、これならできました。
具体的なやり方は「相手が話している内容」と「声のトーン」を同時に掴む。これです。これがとても難しい!同時に2つのことをするので、ものすごく集中します。
基本的に相槌は「うん」のみでOK。「うん」「うん」と、いいタイミングで言うだけ。あとは非言語で「うなずく」もプラス。
これが「話を聞いている」という状態です。
普段、自分がよく話す側の人は「これでいいのかな?」と感じると思います。私も感じました。でも、これでいい。これがいい。
自己主張が強かったり、自己顕示欲が強かったりする人は、物足りないくらいがちょうどいいです。自分のことは言わない。人の話を聞いている状態というのはこんな感じです。
実践してみた
彼氏と実践しました。
やってみると「話の内容を理解すること」と「声のトーンを観察すること」だけで、精一杯。自分の話をする隙はどこにもありません。
私は、隙あらば自分の話をしようとする自己顕示欲の強いタイプなので、いかに話を聞いていないか実感しました。ほとんど、右から左に受け流しだわな。笑えない事実。
いろんな人に謝りたい気持ちになってきます。最近は少し良くなったと思っていたのに…な…。
そして、「人の話をちゃんと聞く」のはエネルギーが必要だと感じました。体調が悪いときに、ひとりになりたいのは、これが理由なのかもしれない。
声のトーンが高くなったり、鼻で笑いながら言ったり、少々の沈黙の後に大きな声になったりと、『声の変化』が訪れるのを注意深く待ち、「きた!」「これだ!」「今、変わった?」と思ったら、そのフレーズを掴んで、忘れないようにしておきます。
エピソードを話してもらった時間は10分程度。
声のトーンが変わったところだけをピックアップすると、あら不思議。話していた話の要約になりました。箇条書きにすると3点にまとまりました。
簡単に相手が自分に伝えたいことの主幹を掴めたので、とても驚きました。自分の頭で考えて、要約したのではなく、相手の声のトーンが変わったところだけをピックアップしただけです。
ちなみに、よーーーーく話を聞いていると、同じようなフレーズを繰り返し言っていたりします。こういうところに気づけるのも、ミッションが「話の内容を理解する」「声のトーンを観察する」とはっきりしていて、集中して話を聞いているからだと思います。
声のトーンが変わったところを相手に伝え返す
会話が途切れたり、終わったタイミングで、掴んだフレーズを頭の中で箇条書きから話し言葉に変換し、相手に伝え返します。すると、相手は「話を聞いてもらえている」と実感しやすいそうです。確かに。
でも、頭の中で箇条書きを話し言葉に変えるのは、かなり難しい。ここは頭を使います。少なくとも私には難しかった…。
「これと、これと、これ。つまり、こういうことで合ってる?」みたいな感じで、不格好な伝え返しをしました。頭の中で考えていることがダダもれ。
ここは積み重ねですね。
明日から使えるコミュニケーションテクニックだよ
仕事の会議なんかでは、もしかしたら使いにくいテクニックだと思いますが、家族、友達、同僚と雑談したときに、使えます。相談されるようなタイプでもないのに、なぜか相談された!どうしよう!というときに思い出せば、相手が何に悩んで、どうしたいのかまで、わかるかもしれません。
もっと早く知りたかったな。使ってみてね!
追記
言いたいことやまやまですのやままさんにご紹介いただきました!
ありがとうございました!
初の記事紹介だったので、遅ればせながらご紹介させていただきます。